ファーストモデルは愛知・知多半島から初夏の伊勢湾を眺めた際の青とも緑ととも言えない海、そして海面の煌めきからインスピレーションを得てデザインされました。 モデル名である"BLUEEN" は、開発コードとして長らく使用していたBLUEとGREENからの造語をそのまま転用しています。
さざ波のように たゆたう光
太陽の下に出るとGut BlessU はその表情を一変させます。決してギラつくことなく、太陽の光を優しく穏やかに反射させる。その光は一定ではなく、まるで万華鏡のようにわずかな手の動きで揺らめきます。
半透明のガットと特殊な表面加工、それらの三重螺旋結束は複雑で立体的な反射構造を生み出し、ハンドメイドゆえの不均質さも相まって、見るたびに一期一会の煌めきをお届けします。
人の手首はきれいな楕円形ではありません。
このいびつな断面形状に合わせるため、Gut BlessU は『クロソイド曲線』という特殊な曲率を採用しています。
ストレスフリーな装着感は、4グラムにも満たない軽量素材だけでなく、人体と数式の絶妙なマッチングがその理由の一つかもしれません。
ちなみに、このクロソイドという名称は「人間の運命の糸を紡ぐ」とされるギリシア神話の女神クローソーに由来しています。
ブレスレットには「硬さ」と「柔らかさ」が必要です。
硬すぎると成型や脱着が難しく、柔らかすぎる形状を保つことができない。この課題を解消するため、Gut BlessU は3本のガットを螺旋状にねじり上げています。
ガット本来の硬さとねじり度合いの絶妙はバランスは「曲げられるが曲がり過ぎない」理想的なしなやかさを実現しました。
ねじりによって表面に現れる波のうねりのような凹凸は、Gut BlessUの特徴の一つにもなっています。
成型段階では螺旋結束と曲率調整を同時に行います。
一度固定するとやり直しできないため、この工程には集中力が求められます。
装着感向上のため左右のねじり量は微妙に異なっており、曲率調整にはこの剛性差も考慮する必要があります。
Gut BlessU ではこの『曲げねじり』をコア技術として位置づけ、品質維持の根幹としています。
ノーストレス、ノーメンテ
プレーに集中してもらうため、Gut BlessU は軽い・頑丈・手間いらずを目標に開発しています。
汗や水による品質影響を極力排除するため、接着剤や硬化剤などの薬剤は使用せず、端部を圧着のみで固定してます。
そのため、プレー終了後は手洗いと同時にブレスレットごと水洗いも可能です。
※ Gut BlessU は登録商標・登録意匠です。